日経平均は240円程度高、米株価指数先物の上昇や対ドルでの円安で買い優勢=6日寄り付き

 6日午前9時29分すぎの日経平均株価は、前週末比240円程度高い1万8060円前後で推移する。午前9時20分には、同260円21銭高の1万8080円40銭を付けている。前週末3日の米国株式は、3月米雇用統計で、非農業分野の雇用者数が市場予想平均よりも悪かったことを嫌気し反落。ただ、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることや、ドル・円相場が円安方向に振れていることなどから、買いが優勢となっているようだ。OPEC(石油輸出国機構)とロシアによる減産期待も支えとなっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所終値比5円安の1万7675円だった。

 業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株が上昇。NTTドコモ<9437.T>、KDDI<9433.T>などの情報通信株や、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も高い。武田薬<4502.T>、アステラス薬<4503.T>などの医薬品株や、大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も堅調。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も上げている。

 個別では、あさひ<3333.T>、ヘリオスHD<6927.T>、エスプール<2471.T>、鳥貴族<3193.T>、CEHD<4320.T>などが上昇。半面、ネクステージ<3186.T>、東京一番<3067.T>、クラウディアHD<3607.T>、トルク<8077.T>、ワールド<3612.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時29分時点で、1ドル=108円台の後半(前週末3日終値は1ドル=108円21-24銭)、1ユーロ=117円台の半ば(同116円77-81銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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