日経平均は100円程度安、買い先行後は戻り待ちや利益確定の売りに押される=9日寄り付き

 9日午前9時28分すぎの日経平均株価は、前日比100円程度安い1万9250円前後で推移する。午前9時27分には、同123円58銭安の1万9229円66銭を付けている。朝方は、きのう8日までの堅調な地合いや、現地8日の米国株式が急反発した動きなどから、買いが先行した。ただ、買い物が続かず、戻り待ちや利益確定の売りに押され、下げ転換。その後も弱含みで推移している。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所終値比225円高の1万9145円だった。

 業種別では、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、NTTドコモ<9437.T>、KDDI<9433.T>などの情報通信株が下落。ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も安い。キリンHD<2503.T>、JT<2914.T>などの食料品株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も軟調。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も下げている。

 個別では、MSコンサル<6555.T>、GameW<6552.T>、ビックカメラ<3048.T>、オイラ大地<3182.T>、エスライン<9078.T>などが下落。半面、クボテック<7709.T>、MDV<3902.T>、ランド<8918.T>、ヘリオスH<6927.T>、ローランドD<6789.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時28分時点で、1ドル=108円台の半ば(7日終値は1ドル=108円87-88銭)、1ユーロ=118円台の前半(同118円42-46銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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