コスモス薬が年初来高値、野村証は「Neutral」継続、目標株価は2万3000円に引き上げ

株式

2020/4/14 17:11

 コスモス薬品<3349.T>が6日ぶりに反発、3450円高の2万8040円まで買われ、4月7日につけた年初来高値2万7400円を更新した。野村証券では13日付で、投資判断「Neutral」(中立)を継続、目標株価は2万800円から2万3000円に引き上げている。

 目標株価2万3000円は、21年5月期連結一株利益に、PER22倍を適用し算出。同証券カバー小売36社平均PER23.5倍に従来同様5%ディスカウントされている。新型肺炎ウイルスの感染拡大に伴う特需は、短期業績には追い風となる一方で、人材不足を通じて出店減速も強いられており、中期成長にはネガティブな面もあると指摘。今回の特需を起爆剤に、集客で苦戦している新地域でリピート客を増加できるかどうかに注目したいとしている。

 同証券では連結営業利益について、20年5月期275億円(前期比11%増、従来260億円、会社側計画は248億円)、21年5月期275億円(従来275億円)、22年5月期285億円(同285億円)と試算。20年5月期は、新型肺炎ウイルスの感染拡大による特需は、5月末まで続くと想定、通期既存店増収率を引き上げる一方で、感染拡大であらゆる人材が不足していることから、出店予想を引き下げるとしている。

 14日の終値は、前日比3140円の2万7730円。

提供:モーニングスター社

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