日電産が3日ぶり反落、SMBC日興証は「1」継続、目標株価は7700円に引き下げ

株式

2020/4/16 16:39

 日本電産<6594.T>が3日ぶりに反落。SMBC日興証券では15日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は9000円から7700円に引き下げている。

 自動車・産機向けで、COVID-19の影響を受けたと考え、20年3月期連結営業利益は会社側計画から若干下ブレを予想。21年3月期は買収した会社の12カ月分の連結効果、一時費用の減少、トラクションモータの増収効果もあり、増収増益を予想するとしている。トラクションモータの開発費を抑制すれば、増益額を大きくすることも可能だが、中期成長機会の損失となることから、会社側は選択しないと予想するとしている。

 また、中国におけるCOVID-19の影響は峠を越したとみられるものの、欧米・東南アジアでの影響が気がかりであり、フランス、イタリア、スペインと東南アジアにおけるロックダウンの影響は、予想には織り込んでいないとしている。

 同証券では連結営業利益について、20年3月期1367億円(前期比1.3%減、会社側計画は1400億円)、21年3月期1650億円、22年3月期2036億円、23年3月期2458億円、24年3月期2852億円と試算している。

 16日の終値は、前日比116円安の5762円。

提供:モーニングスター社

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