27日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、日銀金融政策決定会合に注目

為替

2020/4/27 8:31

ドル・円予想レンジ:1ドル=106円50銭-108円20銭

 27日の東京外国為替市場では、日銀金融政策決定会合が注目となる。国債の購入規模を無制限とする案のほか、社債やコマーシャルペーパー(CP)の買い入れ枠拡大、ゼロ金利で貸し出す特別オペの担保要件の緩和などが議論される見通し。日銀の国債残高の増加ペースは年10兆円強に過ぎず、現在の年間80兆円とするめどが撤廃されても大きな意味はなさそうだが、中小企業の資金繰り支援などが好感されればリスクオフの動きがドル・円の下値を支えそうだ。ただ、週内はFOMC(米連邦公開市場委員会)やECB(欧州中央銀行)理事会なども控えており、日銀金融政策決定会合の結果公表後にドルが買われる展開となっても一時的で、ドル・円の上値は限定的とみる。

<主な経済指標・イベント>

国内:日銀金融政策決定会合、黒田日銀総裁が会見、3月外食売上高

アジア:中国3月工業企業利益

その他:ニュージーランド、南アフリカが休場

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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