NTTドコモが反発、岩井コスモ証は「A」継続、目標株価は4000円に引き上げ

株式

2020/5/1 16:13

 NTTドコモ<9437.T>が反発。岩井コスモ証券では4月30日付で、投資判断「A」(強気)を継続、目標株価は3700円から4000円に引き上げている。

 新型コロナウイルスの影響により、21年3月期の会社側計画は開示されていないものの、国内携帯電話最大手である同社が21年3月期も安定した業績を続ける可能性は高いとコメント。今春に商用化サービスを開始した5Gを牽引役とする中期的な業績拡大期待もあり、新型コロナウイルスの影響によって景況感が悪化する中、安定した業績が期待できる同社の株価が市場に対してアウトパフォームを継続する可能性が高いと考えて、「A」を継続するとしている。

 同証券では連結営業利益について、21年3月期8800億円(前期比3%増、会社側計画は非開示)、22年3月期9100億円と試算。21年3月期は、20年3月期の業績悪化要因となった新料金プラン導入による通信料金の値下げ効果や、金融・決済サービスなどのスマートライフ領域の利用者増加に向けた費用増加などの影響が、21年3月期は薄らぐ可能性や、継続的なコスト削減効果などが期待できることから、緩やかな回復を予想している。

 1日の終値は、前日比22円高の3170円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ