日経平均は80円程度安、売り一巡後は下げ幅を縮小する格好=7日寄り付き

 7日午前9時23分すぎの日経平均株価は、前週末比80円程度安い1万9540円前後で推移する。午前9時3分には、同170円42銭安の1万9448円93銭を付けている。現地6日の米国株式市場で雇用情勢の悪化が警戒されNYダウが3日ぶりに反落したことや、足元で円相場がドルやユーロに対して円高方向にあることなどから、売りが先行。ただ、売り一巡後は、売り圧力は強まらず、下げ幅を縮小する格好となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所終値比270円安の1万9360円だった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が下落。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も安い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も軟調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も下げている。

 個別では、アルインコ<5933.T>、石川製<6208.T>、千趣会<8165.T>、豊和工<6203.T>、神栄<3004.T>などが下落。半面、アイロムG<2372.T>、野村不HD<3231.T>、大幸薬品<4574.T>、三谷産業<8285.T>、LIXILG<5938.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=106円台の前半(1日終値は1ドル=106円93-96銭)、1ユーロ=114円台の半ば(同117円25-29銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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