川重が下げ幅拡大、20年3月期の期末配当予想を無配に修正

株式

2020/5/12 16:37

 川崎重工業(川重)<7012.T>が下げ幅を拡大し、117円安の1563円を付けた。12日午後零時30分、20年3月期の連結決算を発表。期末配当予想を無配にすると発表、嫌気された。

 20年3月期決算は、売上高が1兆6413億3500万円(前年同期比2.9%増)、純利益は186億6200万円(同32.0%減)だった。純利益は、経常利益の増益があったものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえ、繰延税金資産の一部取り崩しを行ったことなどにより、減益となった。配当については、新型コロナウイルス感染症拡大による世界的な経済活動の停滞で、同社においても多大な影響を受ける見込みで、現時点においては、手元流動性を確保することが喫緊の課題と判断し、無配にすることを決めた。

 12日の終値は、前日比95円安の1585円。

提供:モーニングスター社

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