明日の日本株の読み筋=75日移動平均線を意識する展開か

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株式

2020/5/19 17:57

 20日の東京株式市場は、19日に続き75日移動平均線(19日時点で2万482円)を意識する展開となりそうだ。19日は取引終了間際の売りで、同線下回る格好となったが、同線に絡んで引き続き強弱感が対立することも想定される。19日の前場には、上げ幅を拡大し、日足チャート上で3月6日と9日の間にあけた『マド』埋めを完了しており、戻り売りを吸収しながらの上昇も期待される。市場では「投資家心理の好転が期待され、値動きの良い中小型株への物色が続きそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 19日の東京株式は、日経平均株価が前日比299円72銭高の2万433円45銭と大幅に3日続伸した。現地18日、米バイオ製薬企業のモデルナ<MRNA>が、新型コロナウイルスワクチン候補薬の第1相臨床試験で、効果がみられたと発表。ワクチンの実用化への期待感から、米国株が大幅に3日続伸した動きを受け、買いが優勢だった。東証1部の売買代金は2兆5408億円に増加し、4月30日(3兆584億円)以来、10営業日ぶりに2兆5000億円を超えた。

提供:モーニングスター社

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