川重、大型ハイブリッドドローン試験機の浮上試験に成功

株式

2020/5/20 7:30

 川崎重工業<7012.T>は18日、大型ハイブリッドドローン試験機の浮上試験に成功したと発表した。

 試験機は、全長約7メートルx全幅約5メートルx全高約2メートルの大型ドローンで、200キログラム以上の貨物を搭載し、100キロメートル以上の航続距離がある「空飛ぶ軽トラック」の可能性を検証する。同社の高性能モーターサイクル「Ninja ZX-10R」のエンジン3台で発電した電力で、8基のモーター・プロペラを駆動する。モーター駆動に必要な電力はエンジンで発電するため、バッテリーのみを動力源としたドローンとは異なり、大出力を長時間持続することができるという。ヘリコプターでは経済的に困難な近・中距離の中量物資輸送で、リーズナブルに利用できる空の物資輸送手段として、ヘリコプターと小型ドローンとのすき間を埋める位置付けとしている。

 19日の終値は、前日比76円高の1587円。

提供:モーニングスター社

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