<新興国eye>S&P、コロナ禍でもベトナムの国家信用格付と見通しを据え置き

新興国

2020/5/28 11:54

 米格付け大手のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はこのほど、ベトナムの長期発行体信用格付を「BB」、見通しを「安定的」といずれも据え置きとした。

 財政省によると、今回の格付の据え置きは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で減速しているベトナム経済回復へのS&Pの期待を反映している。

 S&Pは、世界で新型コロナウイルスが20年末または21年初めに収束すると想定したシナリオでは、ベトナムのGDP(国内総生産)成長率が21年中に回復し、22年からは年平均で6-7%に達すると予想している。

【筆者:Viet Economic Research&Advisory Corp.(VERAC)】

2002年ベトナム・ホーチミン市で創業。「ベトナム株・経済情報」「VIETJOベトナムニュース」、「VIETJOライフ」の自社媒体を通じ、経済、金融情報を中心に毎日数十本のベトナム関連記事を配信する。業界で唯一、全上場企業約760社の日本語企業データベースを保有。また調査可能な非上場企業のユニバースは70万社を誇る。10年超にわたり蓄積した情報とネットワークを駆使した企業信用調査に強み。

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提供:モーニングスター社

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