資生堂が堅調、大和証は「4」・目標株価5860円に引き下げ

株式

2020/5/28 16:05

 資生堂<4911.T>が堅調。大和証券では27日付で、投資判断を「3」(中立)から「4」(アンダーパフォーム)に、目標株価を6650円から5860円に、それぞれ引き下げている。

 今回の決算発表で目標株価を変えた当セクター企業の多くでマルチプルとして来期予想PER30倍を用いており、同社には中国を中心としたアジアにおける展開力などを評価し、1割のプレミアムを付与した33倍に相当する5860円を目標株価に設定するとしている。現株価からは1割以上下方乖離していることから「4」に引き下げ、「抜本改革の内容に期待したい」とコメントしている。

 同証券では、第2四半期(20年4-6月)は僅かだが連結営業赤字になると想定、第3四半期(20年7-9月)からマイナス幅を大きく縮小させるものの追い付かず、連結営業利益は20年12月期で550億円(前期比51.7%減、従来1060億円、会社側計画は非開示)になると予想している。21年12月期は1060億円(従来1300億円)を予想、19年12月期実績には届かないと現時点では考えているという。「各地域における売上回復はもちろんだが、欧米事業の赤字をどこまで縮小させることができるかによって連結の利益水準は大きく変動することになろう」としている。

 28日の終値は、前日比105円高の6837円。

提供:モーニングスター社

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