日経平均は85円程度安、売り先行後はもみ合い商状に=5日寄り付き

 5日午前9時25分すぎの日経平均株価は、前日比85円程度安い2万2610円前後で推移する。午前9時4分には、同132円18銭安の2万2563円56銭を付けている。きのう4日に上値が重い展開だったことや、現地4日の米国株式もポジション調整の売りが優勢でまちまちだったこともあり、売りが先行したようだ。ただ、下値には押し目を拾う動きも予想されることから、もみ合い商状となっているもよう。4日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所終値比35円安の2万2725円だった。

 業種別では、ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、武田薬<4502.T>、アステラス薬<4503.T>などの医薬品株が下落。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も安い。KDDI<9433.T>、NTTドコモ<9437.T>などの情報通信株や、キリンHD<2503.T>、JT<2914.T>などの食料品株も軟調。信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、王子HD<3861.T>、大王紙<3880.T>などのパルプ紙株も下げている。

 個別では、Wスコープ<6619.T>、ITM<2148.T>、エスクロAJ<6093.T>、GMOクラ<3788.T>、eBASE<3835.T>などが下落。半面、藤久<9966.T>、スミダ<6817.T>、レオパレス<8848.T>、ケミコン<6997.T>、スパークス<8739.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時25分時点で、1ドル=109円台の前半(4日終値は1ドル=109円06-08銭)、1ユーロ=123円台の後半(同122円15-19銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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