日本光電が反落、大和証は「2」に引き下げ、目標株価は4000円に引き上げ

株式

2020/6/5 16:05

 日本光電<6849.T>が反落。大和証券では4日付で、投資判断を「1」(買い)から「2」(アウトパフォーム)に、目標株価を3800円から4000円に引き上げている。

 同証券では、COVID-19による病院設備投資凍結・延期の影響を考慮し、業績予想を下方修正。連結営業利益について、21年3月期159億円(前期比3%増、従来181億円、会社側計画は140億円)、22年3月期174億円(従来193億円)、23年3月期181億円(同206億円)、24年3月期193億円(同221億円)、25年3月期208億円と試算。

 一方で、COVID-19収束に時間を要する中、生体情報モニタの需要は当面底堅く推移すると考えており、主力市場の日本では、人口10万人当たりのICU等病床数は13.5床と、イタリアとほぼ同水準、ドイツの半分以下の水準にあり、新型コロナウイルス「第2波」が警戒される中、国内でICU増設の機運が高まると予想している。目標株価4000円は、23年3月期予想連結一株利益153円に対して、過去4カ年の平均PER26倍から算出されている。

 5日の終値は、前日比155円安の3440円。

提供:モーニングスター社

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