<特集>コロナに負けない増配銘柄(3)=コムシスHD―5GやITC投資の拡大が支え

株式

2020/6/5 17:51

 コムシスホールディングス(コムシスHD)<1721.T>をマークしたい。新型コロナウイルス感染症の業績への影響が不透明ななか、同社は21年3月期業績予想を開示。売上高は5600億円(前期比0.2%減)、営業利益380億円(同2.4%減)、純利益255億円(同1.9%減)を計画。配当は中間期40円(前期実績35円)、期末40円(同40円)の合計80円(同75円)に増額する見込み。5Gのサービスの拡大が見込まれるなか、今回のコロナウイルス感染症拡大によるテレワークの拡大から、社会インフラとしてのITC投資の拡大が見込まれ、同社の活躍する場面も増加しそうだ。

 株価は、5月13日の21年3月期業績予想の発表後、同19日に3130円を付ける場面がみられた。その後は、戻り待ちの売りに押され、200日移動平均線(5日時点で2982円)や、心理的なフシ目の3000円が意識される展開となっている。日経平均株価は200日移動平均線を超え、上昇基調にあるなか、同指数の採用銘柄でもある同社株は出遅れ感があり、水準訂正の動きが期待される。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ