住友大阪が小動き、大和証は「3」・目標株価3900円に引き下げ

株式

2020/6/8 16:06

 住友大阪セメント<5232.T>が小動き。大和証券では5日付で、投資判断を「2」(アウトパフォーム)から「3」(中立)に、目標株価を4600円から3900円に、それぞれ引き下げている。

 現在の株価はおおむね21年3月期同証券予想を織り込んだ水準にあり、今後のカタリストは、中期計画で掲げる高機能品事業の拡大による成長が確認できるかが注目点になると考えるとコメント。目標株価3900円は、21年3月期同証券予想連結一株利益277.4円にPER14倍を適用している。PER14倍はPBR-ROEモデルをもとに21年3月期同証券予想ROE5.3%、過去1年のヒストリカルPBR0.8倍程度から算出したPER15倍に、事業環境悪化リスクを若干ディスカウントした水準となっている。

 同証券では連結営業利益について、21年3月期146億円(前期比9%減、従来170億円、会社側計画は非開示)、22年3月期175億円(従来180億円)、23年3月期190億円と試算。21年3月期は、30億円弱の石炭および原油などの原料安メリットがあるとみる一方、新型コロナウイルス影響によるセメントや石炭石などの建設資材の販売低迷が見込まれることを、減益主要因に挙げている。

 8日の終値は、前週末比10円高の3970円。

提供:モーニングスター社

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