TOYOが小幅安、SMBC日興証は「1」継続、目標株価は1750円に引き上げ

株式

2020/6/9 16:36

 TOYO TIRE<5105.T>が小幅安。SMBC日興証券では8日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は1600円から1750円に引き上げている。

 同証券では業績予想を修正、あわせて目標株価を1750円に引き上げるとしている。第1四半期(20年1-3月)決算では販売量が減少したものの、米国向け高インチカテゴリーは販売が増加する傾向が見られ、足元でも米国販売は市場平均を大きく上回り推移している印象とコメント。2019年以降の能増投資に伴う業績拡大フェーズ入りは1年後ろ倒しとなったものの、米国SUV向け大径タイヤ市場における高い競争力や供給力の拡大を背景とした成長ストーリーに変化はないと考えるとしている。

 米国経済の先行きは依然流動的だが、移動制限の緩和が進むなかで同社大径タイヤの成長性に再び注目が集まることが株価押上げ要因となろうと指摘している。タイヤ本来のディフェンシブ性のみならず、高成長性も享受できる銘柄として、「1」を継続するとしている。

 同証券では連結営業利益について、20年12月期345億円(前期比10.2%減、従来373億円、会社側計画は非開示)、21年12月期428億円(従来393億円)、22年12月期466億円(同417億円)と試算している。

 9日の終値は、前日比25円安の1606円。

提供:モーニングスター社

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