10日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、上値重い展開か

為替

2020/6/10 8:31

ドル・円予想レンジ:1ドル=107円20銭-108円20銭

 10日の東京外国為替市場で、ドル・円は上値の重い展開とみる。リスクオンの流れに変わりはなく、急ピッチの上昇に対して下げの勢いもやや強く、目先のドル・円の下値は限定的となりそう。ただ、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果公表を前に手控えムードが広がりやすく、積極的な動きはみられそうにない。FOMCでは長短金利の誘導目標を操作する「イールドカーブ・コントロール」を議論する見通しで、導入となれば米長期金利の上昇を抑制すると予想されていることから、手じまいの動きがドル・円の上値を抑えそうだ。

<主な経済指標・イベント>

国内:5月企業物価指数、4月機械受注

アジア:中国5月CPI(消費者物価指数)、中国5月PPI(生産者物価指数)

北米:米5月CPI、FOMC(米連邦公開市場委員会)、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が会見

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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