日経平均は125円程度安、売り先行後は下げ渋る動きに=10日寄り付き

 10日午前9時24分すぎの日経平均株価は、前日比125円程度安い2万2965円前後で推移する。午前9時7分には、同190円73銭安の2万2900円30銭を付けている。きのう9日の弱い動きが継続。現地9日のシカゴ日経平均先物円建て清算値は、9日の大阪取引所終値比220円安の2万2890円だったこともあり、サヤ寄せする動きが先行した。その後は、やや下げ渋る動きとなっているようだ。現地9日の米国株式市場では、ナスダック総合指数が連日で史上最高値を更新したものの、NYダウは7日ぶりに反落するなどまちまち。

 業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株が下落。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が安い。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も軟調。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も下げている。

 個別では、ベステラ<1433.T>、ランド<8918.T>、レナウン<3606.T>(整理)、アゴーラHG<9704.T>、シルバライフ<9262.T>などが下落。半面、タカラBIO<4974.T>、三井ハイ<6966.T>、ジンズメイト<7448.T>、PCDEPO<7618.T>、ライク<2462.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時24分時点で、1ドル=107円台の後半(9日終値は1ドル=107円92-93銭)、1ユーロ=122円台の前半(同121円58-62銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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