日経平均は252円高と3日ぶり大幅反発、買い気根強く一段高、値上がり銘柄数1600超=26日後場

 26日後場の日経平均株価は前日比252円29銭高の2万2512円08銭と3日ぶりに大幅反発。朝方は、買い先行した。25日の米国株式が金融株を中心に上昇した流れを受け、国内金融株買いを交えて堅調に推移した。買い気は根強く、後場入り後には一段高となり、一時2万2589円14銭(前日比329円35銭高)まで上昇する場面があった。一巡後は大引けにかけて上値の重い動きとなった。

 東証1部の出来高は11億3795万株、売買代金は2兆386億円。騰落銘柄数は値上がり1614銘柄、値下がり496銘柄、変わらず58銘柄。

 市場からは「商い自体は少なめで、先物・インデックス買いで上げている感じだ。基本的にはレンジ内での動きであり、上に抜けるにはそれなりの材料が必要だ」(準大手証券)との声が聞かれた。

 業種別では、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸関連株が上昇。野村<8604.T>、大和証G<8601.T>、SBI<8473.T>などの証券商品先物株も高い。鹿島<1812.T>、大成建設<1801.T>などの建設株も値を上げた。オリックス<8591.T>、JPX<8697.T>などのその他金融株や、王子HD<3861.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株も堅調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、JFE<5411.T>などの銀行株も買われた。

 半面、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が軟調。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密株も売られた。

 個別では、丸文<7537.T>がストップ高となり、エアーテック<6291.T>、ジャステック<9717.T>、タツモ<6266.T>、クボテック<7709.T>などの上げも目立った。半面、カナミックN<3939.T>、アキレス<5142.T>、YACHD<6298.T>、古河電池<6937.T>、三桜工<6584.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、30業種が上昇した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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