15日の債券市場見通し=方向感が出にくい展開か

債券

2020/7/15 8:25

予想レンジ:債券先物中心限月(20年9月限)152.05円-152.25円、長期国債利回り0.010%-0.030%

 15日の債券市場は、方向感が出にくい展開か。

 前日の米国債は反落。物価・経済環境の回復が期待された一方、新型コロナ感染拡大への懸念が根強いことに加え、ブレイナードFRB(米連邦準備制度理事会)理事のハト派的な発言が債券買い材料になったが、方向感は定まらなかった」(銀行系証券)という。

 国内市場では、米株高に伴う日経平均株価の上昇が上値を抑制しそうだ。ただ、新型コロナウイルスに対応した大規模な金融緩和策が長期化する可能性が高く、下値は限られる見通し。

 昼頃に発表される日銀・金融政策決定会合の結果と展望レポートは、「政策内容や経済・物価見通しに大きな変更はないとみられ、売買材料にならないだろう」(同)との見方。

提供:モーニングスター社

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