アダストリアが急落、通期の営業損益に赤字を予想

株式

2020/7/17 14:38

 アダストリア<2685.T>が急落。16日引け後に、21年2月期の連結営業損益に赤字を見込み、上期(20年3-8月)末の配当予想を減配としたことが嫌気された様子。株価は前日比117円安の1470円まで値を下げている。

 これまで未定としていた21年2月期の業績予想について、売上高1890億円(前期比15.0%減)、営業損益10億円の赤字(前期は128億8500万円の黒字)とした。新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛の動き、および商業施設の休業や営業時間の短縮等により来店客数が大幅に減少し、4月25日から5月7日までの約2週間は国内実店舗1248店舗の全てが休業状態となったが、6月3日より全ての店舗で営業を再開、足元の業績は段階的に回復しつつある。しかし、感染症の再拡大懸念による消費への影響は今後も一定程度残るものと想定し、今回の業績予想については現時点において入手可能な情報や予測等をもとに算定したとしている。

 また、同じく未定としていた配当予想については、上期末15円(前期は25円)、期末25円(同25円)で、年間40円(同50円)とした。

 午後2時32分現在の株価は86円高の1501円。

提供:モーニングスター社

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