日経平均は80円程度高、買い先行後は上値の重い動きに=30日寄り付き

 30日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比80円程度高い2万2478円前後で推移する。午前9時12分には、同109円49銭高の2万2506円60銭を付けている。きのう29日まで4日続落していた反動や、現地29日の米国株式が反発した動きなどから、買い先行となったようだ。ただ、積極的に上値を追う動きは限られているもようで、上値の重い格好となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は29日の大阪取引所終値比190円高の2万2530円だった。

 業種別では、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、楽天<4755.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も高い。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も堅調。大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、NTTドコモ<9437.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も上げている。

 個別では、イーブック<3658.T>、エムスリー<2413.T>、キムラタン<8107.T>、DLE<3686.T>、チェンジ<3962.T>などが上昇。半面、ぐるなび<2440.T>、さくら<3778.T>、ワタベ<4696.T>、東ガス<9531.T>、花王<4452.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=105円台の前半(29日終値は1ドル=104円81-83銭)、1ユーロ=123円台の後半(同123円25-29銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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