コマツが急落、未定としていた21年3月期業績は大幅な減益を見込む

株式

2020/7/31 11:10

 コマツ<6301.T>が急落し、一時185円安の2075円を付けている。30日引け後、未定としていた21年3月期の連結業績予想(米国会計基準)を発表。大幅な減益見通しを示し、嫌気された。

 21年3月期業績は、売上高2兆680億円(前期比15.4%減)、営業利益1150億円(同54.1%減)を予想。建設機械・車両部門は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による需要減少が響く。日本、北米、欧州の伝統市場は、第3四半期(20年10-12月)から、中国、中南米、アジアなどの戦略市場は、第4四半期(21年1-3月)から、需要の回復を見込んでいる。利益めんでは、販売数量減や地域構成差、円高の影響により減益となる見込み。通期平均の為替レートは、1ドル=105.6円、1ユーロ=116.7円、1人民元=15.0円としている。

 21年3月期第1四半期(20年4-6月)の決算は、売上高が4587億3100万円(前年同期比24.8%減)、営業利益が269億1900万円(同64.0%減)だった。

 午前11時7分時点の株価は、前日比184円安の2076円。

提供:モーニングスター社

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