日ハムが急騰、21年3月期第2四半期と通期の連結利益予想を上方修正

株式

2020/7/31 17:04

 日本ハム<2282.T>が急騰し、280円高の4660円を付けた。31日午後1時30分、21年3月期第2四半期(20年4-9月)と通期の連結利益予想(IFRS)を上方修正し、好感された。

 第2四半期業績予想は、売上高5800億円(前年同期比5.9%減)を据え置いたが、事業利益を130億円から160億円(同26.7%減)に引き上げた。売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響で、外食向けなどの業務用商品は厳しい状況にあるが、内食需要の高まりにより量販店向けの販売が伸長していることから、従来予想を据え置いた。利益面では、加工事業で、内食需要の拡大により主力ブランド商品の販売が好調に推移し利益率が改善。また、食肉事業で、国産鶏肉・国産豚肉の相場上昇により、生産部門が堅調にあることも寄与する。通期予想は、第2四半期業績予想の修正を踏まえ、売上高は1兆2000億円(前期比2.4%減)を据え置いたが、事業利益を340億円から370億円(同15.5%減)に増額した。

 21年3月期第1四半期(20年4-6月)の決算は、売上高が2793億500万円(前年同期比8.4%減)、事業利益が92億3000万円(同16.7%減)だった。

 31日の終値は、前日比245円高の4625円。

提供:モーニングスター社

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