日経平均は251円程度高、買い先行後は戻り待ちの売りなどでもみ合いに=8月3日寄り付き

 8月3日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前週末比251円程度高い2万1961円前後で推移する。午前9時6分には、同284円69銭高の2万1994円69銭を付けている。前週末7月31日、大幅に6日続落した反動や、為替市場でドル・円相場が円安方向に振れていることから、買いが先行した。その後は、戻り待ちの売りにもみ合い商状となっているようだ。現地7月31日の米国株式は、アップル<AAPL>が大幅高となったことからNYダウが反発し、ナスダック総合指数は3日続伸した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は同31日の大阪取引所終値比160円高の2万1920円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株が上昇。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も高い。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株も堅調。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も上げている。

 個別では、クイック<4318.T>、イエローハット<9882.T>、メンバーズ<2130.T>、MDM<7600.T>、丸紅建材<9763.T>などが上昇。半面、昭電線HD<5805.T>、KIMOTO<7908.T>、コムチュア<3844.T>、eBASE<3835.T>、トーカロ<3433.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=106円前後(前週末7月31日終値は1ドル=104円44-46銭)、1ユーロ=124円台の半ば(同124円02-06銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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