保土谷化学がストップ高カイ気配、差し引き12万株の買い物

株式

2020/8/3 10:38

 保土谷化学工業<4112.T>が、前週末比705円ストップ高の5230円カイ気配となっている。午前10時35分時点では、差し引き12万株の買い物。前週末7月31日引け後、21年3月期第1四半期(20年4-6月)の連結決算を発表。大幅な増益で着地し、好感された。

 第1四半期決算は、売上高が103億5300万円(前年同期比21.9%増)、営業利益が22億6000万円(同4.8倍)だった。機能性色素セグメントで、イメージング材料事業は、プリンター向け材料の需要低迷に加え、新型コロナウイルス感染症による、在宅勤務への移行が加速し、印刷需要が減少。一方で、有機EL材料事業で、スマートフォン向けディスプレイ分野において、液晶から有機ELへの切り替えが進み、需要が増加した。また、子会社で、有機EL材料の用途展開として、PCR診断キット用材料の開発に成功し、複数の診断キットメーカーに採用されたこともあり、大幅な増収となった。

 未定としていた21年3月期の業績予想については、第2四半期(20年4-9月)の予想を開示。売上高183億円(前年同期比4.3%増)、営業利益20億円(同2.5倍)としている。

提供:モーニングスター社

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