日経平均は173円程度安、売り一巡後はもみ合い商状に=5日寄り付き

 5日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比173円程度安い2万2400円前後で推移する。午前9時6分には、同191円48銭安の2万2382円18銭を付けている。きのう4日に上値が重い展開だったことから、戻り待ちの売りが先行したもよう。外国為替市場で、円相場がドルに対してやや円高方向にあることも重し。売り一巡後は、もみ合い商状となっているもよう。現地4日の米国株式は、NYダウが3日続伸し、ナスダック総合指数が5日続伸して連日で史上最高値を更新。ただ、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は4日の大阪取引所終値比90円安の2万2500円だった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が下落。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も安い。中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も軟調。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も下げている。

 個別では、山崎パン<2212.T>、ヤマハ<7951.T>、QBネットH<6571.T>、TOA<6809.T>、東海カーボン<5301.T>などが下落。半面、東ソー<4041.T>、PLANT<7646.T>、ヤマシンF<6240.T>、JCU<4975.T>、五洋建設<1893.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=105円台の半ば(4日終値は1ドル=105円91-93銭)、1ユーロ=124円台の後半(同124円82-86銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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