<米国株情報>トランプ米大統領、マイクロソフトの「TikTok」買収協議で国庫納付や全株取得を要求

株式

2020/8/5 10:26

 トランプ米大統領は3日の記者会見で、中国インターネット大手バイトダンス(字節跳動)が提供する動画共有サービス「TikTok(ティックトック)」について、「(米国部門の買収を計画している)マイクロソフト<MSFT>や他の米企業による買収は構わない」と述べ、歓迎する意向を示した。

 TikTokをめぐっては、マイクロソフトが米国部門の買収を計画している。トランプ大統領が7月31日、安全保障上の懸念などを理由に中国企業が提供するTikTokについても米国内における使用を禁止する方針を明らかにしたが、マイクロソフトのサトヤ・ナデラCEO(最高経営責任者)がトランプ大統領と会談し、9月15日までに買収協議をまとめることで合意した。

 トランプ大統領は、TikTokの米国部門買収について、全株式の取得や、買収額の一部を国庫に入れるよう求めており、TikTokの買収資金がマイクロソフトの想定よりも膨らむ可能性が高い。一方、期限の9月15日までに合意できなかった場合、当初の予定通り米国内でのTikTokの使用禁止に踏み切る可能性があるものの、米国内でのTikTok利用者は6500万人とみられ、実際に禁止となれば反発も予想され、米大統領選に影響するとの見方がある。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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