タカラBIOが急騰、上期および通期の業績予想を上方修正

株式

2020/8/5 12:38

 タカラバイオ<4974.T>が急騰。4日引け後の決算発表で、21年3月期上期(20年4-9月)および通期の連結業績予想を上方修正したことが材料視された様子。株価は前日比172円高の3065円まで値を上げている。

 上期は予想売上高を従来の143億6500万円から168億7000万円(前年同期比2.6%増)に、営業利益を6億1900万円から25億円(同17.6%減)にそれぞれ増額。通期は売上高を338億円から396億円(前期比14.6%増)に、営業利益を45億円から65億円(同3.6%増)に引き上げ一転して増益を見込んだ。中国における腫瘍(しゅよう)溶解性ウイルス「C-REV」の独占的開発・製造・販売契約の解約の影響を織り込む一方、新型コロナウイルス検査用のPCR関連製品や、DNAワクチン関連の製造受託など、業績への寄与が期待できる要素を新たに織り込んでいる。21年3月期第1四半期(4-6月)は、売上高69億3800万円(前年同期比19.8%減)、営業利益6億9300万円(同69.2%減)だった。

 午後零時35分現在の株価は56円高の2949円。

提供:モーニングスター社

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