大王紙が5日続伸、21年3月期第1四半期決算は大幅な増益で着地

株式

2020/8/7 17:24

 大王製紙<3880.T>が5日続伸し、10円高の1454円を付けている。6日午後1時、21年3月期第1四半期(20年4-6月)の連結決算を発表。減収ながら大幅な増益で着地し、好感された。

 第1四半期決算は、売上高が1207億600万円(前年同期比7.5%減)、営業利益は71億3100万円(同45.8%増)だった。紙・板紙事業は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動停滞の影響を受け、チラシやパンフレットなどのメディア用途向けを中心に、紙の国内需要が大きく減少し減収減益となった。一方、ホーム&パーソナルケア事業は、衛生用紙で、前期末に発生したティシュー・トイレットの仮需の反動減があったものの、生活者の衛生意識向上による市場拡大を背景に、ペーパータオルやキッチンペーパーが順調に販売を伸ばし、増収増益となった。

 第2四半期(20年4-9月)業績予想は、売上高2550億円(前年同期比5.1%減)、営業利益90億円(同27.5%減)を据え置き。第1四半期決算の第2四半期業績予想に対する進ちょく率は、売上高で47.3%、営業利益で79.2%となっている。

 7日の終値は、前日比1円高の1445円。

提供:モーニングスター社

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