東レが下げ幅拡大、21年3月期第1四半期決算は大幅な減収減益に

株式

2020/8/7 17:20

 東レ<3402.T>が下げ幅を拡大し、15.6円安の478.7円を付けた。7日午後1時、21年3月期第1四半期(20年4-6月)の連結決算(IFRS)を発表。大幅な減収減益となり、嫌気された。

 第1四半期決算で、売上収益が3976億3100万円(前年同期比22.5%減)、営業利益が94億5400万円(同71.8%減)だった。繊維事業は、医療用白衣地やマスク用途での不織布需要の増加はあったが、総量の減少をカバーすることができなかった。炭素繊維複合材事業では、一般産業用途は、風力発電翼用途や筐体用途が堅調だったが、航空宇宙用途において、大型旅客機のビルドレートが減少した影響を受けた。

 同時に、第1四半期の業績動向および事業環境などを考慮して、21年3月期第2四半期(20年4-9月)と通期の売上収益予想を修正。第2四半期は従来の8800億円から8300億円(前年同期比21.6%減)に、通期は同1兆9200億円から1兆8400億円(前期比12.0%減)に引き下げた。利益予想については、従来予想を据え置いている。前提となり為替レートは1ドル=105円。

 7日の終値は、前日比10.3円安の484円。

提供:モーニングスター社

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