日経平均は420円高と4日ぶり大幅反発、香港株高も支え、値上がり銘柄数1800超=11日後場
3連休明け11日後場の日経平均株価は前週末比420円30銭高の2万2750円24銭と4営業日ぶりに大幅反発。米トランプ大統領が現地8日に追加経済対策の大統領令に署名し、10日のNYダウが上昇、円安・ドル高もあって、朝方は買いが先行した。株価指数先物買いを交えて上げ幅拡大の流れとなった。香港ハンセン指数高も支えとなり、大引け近くには2万2760円87銭(前週末比430円93銭高)まで上昇した。
東証1部の出来高は16億2714万株、売買代金は2兆7430億円。騰落銘柄数は値上がり1810銘柄、値下がり330銘柄、変わらず33銘柄。
市場からは「日経平均は25日線を回復したが、レンジを越えた訳ではない。下値では買い戻しが入ろうが、上値では戻り売りが警戒され、強弱感が出そうだ」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>、住友不<8830.T>などの不動産株が上昇。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株も高く、みずほ<8411.T>、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も値を上げた。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も堅調。日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も買われ、JR西日本<9021.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も引き締まった。
半面、ソフバンG<9984.T>、スクエニHD<9684.T>などの情報通信株が軟調。任天堂<7974.T>、バンナムHD<7832.T>などのその他製品株も安い。
個別では、アクセル<6730.T>、蛇の目<6445.T>、ウィルG<6089.T>がストップ高となり、ダントーHD<5337.T>、飯田GHD<3291.T>などの上げも目立った。半面、ファイズHD<9325.T>、LINK&M<2170.T>、イーレックス<9517.T>、クックパッド<2193.T>、ネクソン<3659.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、31業種が上昇した。
(写真:123RF)
提供:モーニングスター社
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