日経平均は25円高と小幅に4日続伸、朝高後に下げ転換の場面も底堅い=14日前場

 14日前場の日経平均株価は前日比25円66銭高の2万3275円27銭と小幅に4日続伸。朝方は、買いが先行した。13日の米国株式は高安まちまちながら、前日の好地合いを引き継ぎ、寄り付き直後に2万3338円79銭(前日比89円18銭高)まで上昇した。きのうまでの3連騰(合計919円67銭高)で利益確定売りも出やすく、下げに転じる場面もあったが、下値は限定的で、その後は底堅く、前引けにかけて小高い水準で推移した。中国7月鉱工業生産、小売売上高などの重要経済指標の結果が伝えられ、両指標ともに市場予想を下回ったが、影響は限られた。なお、この日算出の日経平均先物ミニ・オプション8月限のSQ(特別清算指数)市場推定値は2万3350円79銭。

 東証1部の出来高は5億3214万株、売買代金は1兆681億円。騰落銘柄数は値上がり1021銘柄、値下がり1032銘柄、変わらず120銘柄。

 業種別では、電通グループ<4324.T>、エムスリー<2413.T>などのサービス株が堅調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も引き締まった。石油石炭製品株では、ENEOS<5020.T>の上げが目立った。オリンパス<7733.T>、ニコン<7731.T>などの精密株や、エーザイ<4523.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株も買われた。

 半面、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が軟調。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>、住友不<8830.T>などの不動産株や、トヨタ<7203.T>、SUBARU<7270.T>などの輸送用機器株も売られた。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も安い。

 個別では、マイネット<3928.T>、ユナイテッドアローズ<7606.T>、オイラ大地<3182.T>、マブチ<6592.T>、アイスタイル<3660.T>などの上げが目立った。半面、ダブルスタン<3925.T>、エプコ<2311.T>、第一カッター<1716.T>、カナミックN<3939.T>、CYBOZU<4776.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、17業種が上昇した。

提供:モーニングスター社

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