日ペイントHが急落、通期の業績予想を上方修正するも材料出尽くし感

株式

2020/8/17 10:18

 日本ペイントホールディングス<4612.T>が急落。14日引け後の決算発表で、20年12月期の連結業績予想(IFRS)を上方修正したが、いったん材料出尽くしの動き。株価は前週末比330円安の8100円まで値を下げている。

 20年12月期について、予想売上収益を従来の7200億円から7300億円(前期比5.5%増)に、営業利益を630億円から660億円(同15.5%減)にそれぞれ引き上げている。20年12月期上期(1-6月)において、「アジア」の汎用塗料は中国の都市封鎖解除後に建設工事の再開が加速し、「米州」の汎用塗料は新型コロナウイルスの規制緩和に伴い堅調に伸長。「その他地域」の汎用塗料はトルコにおける堅調な需要に加え新ブランド戦略の販売促進策が効果を見せる等、各事業が想定以上に伸長したことが主な要因。20年12月期上期は、売上収益3454億4000万円(前年同期比10.6%増)、営業利益346億6900万円(同17.3%減)だった。

 午前10時8分現在の株価は320円安の8110円。

提供:モーニングスター社

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