日電硝子が続伸、誘電正接の低いLTCC用材料を開発

株式

2020/8/26 15:50

 日本電気硝子<5214.T>が続伸。5G通信に用いられる部品やデバイスに適した誘電正接の低いLTCC用材料を開発したと発表、材料視された。

 今回同社は、低誘電正接を特長とする3タイプ(低誘電率、高膨張、高強度)のLTCC用材料を開発し、販売を開始。誘電正接はいずれも従来材料の4分の1から2分の1に抑えられ、信号減衰の低減に寄与するという。これらの製品は、5Gの急速な進展により市場ニーズが高まっていた材料であり、さらに、より高い周波数を利用するミリ波レーダー部品や60GHz帯WiFiにも有効という。

 誘電正接とは、誘電体中の電子が分極するときのエネルギーの指標。

 LTCCとは、ガラス粉末とセラミック粉末の複合材料。

 26日終値は、前日比68円高の1952円。

提供:モーニングスター社

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