カシオが小動き、野村証は「Neutral」継続、目標株価は2000円に引き下げ

株式

2020/9/7 16:40

 カシオ計算機<6952.T>が小動き。野村証券では4日付で、投資判断「Neutral」(中立)を継続、目標株価は2200円から2000円に引き下げている。

 「オンライン販売やデジタルマーケティングを重視してきたこともあって、コロナ前後で時計の成長戦略に大きな変化はないだろう」とし、一時的な落ち込みはあるものの、収束後は従来の業績トレンドに回帰するとみているという。経営陣はコロナによる社会構造の変化を重要な事業機会ととらえ、教育分野やウエアラブル分野での飛躍を志向、近年は時計以外の事業で大きな成果がなかったこともあり、当面の業績貢献は慎重に織り込むものの、外部パートナーとの連携などを活用したブレークスルーに期待したいとしている。

 目標株価2000円は、22年3月期の連結1株利益予想98.9円にPER約20倍を適用し算出されている。同証券では、連結営業利益について、21年3月期180億円(前期比38.1%減、従来290億円、会社側計画は60億円)、22年3月期330億円(従来380億円)、23年3月期390億円(同420億円)と試算している。

 4日の終値は、前週末比13円安の1763円。

提供:モーニングスター社

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