日経平均は290円程度安、売り一巡後は落ち着きどころを探るような動きか=9日寄り付き
9日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比290円程度安い2万2984円前後で推移する。午前9時9分には、同341円37銭安の2万2932円76銭を付けている。きのう8日は3日ぶりに反発の動きをみせていたものの、現地8日の米国株式市場で、NYダウ、ナスダック総合指数がともに大幅に3日続落した動きを受け、売りが先行。外国為替市場で、円がドルやユーロに対して円高方向にあることも、意識されているようだ。朝方の売りが一巡した後は、落ち着きどころを探るような動きとなっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所終値比220円安の2万3030円だった。
業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、NTTドコモ<9437.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株が下落。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も安い。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も軟調。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も下げている。
個別では、富士製薬<4554.T>、福島銀行<8562.T>、あすか薬<4514.T>、ヤマシンF<6240.T>、エムティア<9438.T>などが下落。半面、コーセーRE<3246.T>、日本アクア<1429.T>、DLE<3686.T>、ショーケース<3909.T>、アレンザHD<3546.T>などが上昇している。
東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=105円台の後半(8日終値は1ドル=106円26-27銭)、1ユーロ=124円台の半ば(同125円57-61銭)で取引されている。
提供:モーニングスター社
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