日経平均は174円安、時間外での米株価指数先物の下げや上海総合指数の続落で軟調展開=17日前場
17日の日経平均株価は、前日比174円07銭安の2万3301円46銭と反落し、前場の安値で取引を終了した。手がかり材料に乏しいなか、外国為替市場で円がドルやユーロに対し、円高方向に振れていたことから売り優勢でスタートした。時間外取引で米株価指数先物が下落したこともあり、さえない動きが続くなか、17日の取引を開始した中国・上海総合指数が、続落したことも意識されたもようで、軟調な展開が続いた。東証1部の出来高は5億5786万株、売買代金は1兆260億円。騰落銘柄数は値上がり750銘柄、値下がり1296銘柄、変わらず124銘柄だった。
市場では「日経平均株価は3月19日の年初来安値(1万6358円19銭)から6カ月を迎えることから、期日売りも出ているもよう。手がかり材料にも乏しいことから、上値の重い展開が続きそう」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株が下落。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も安い。ヤマハ<7951.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も軟調。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も下げた。東証業種別指数は、28業種が下落、5業種が上昇した。
個別では、ダイヤHD<6699.T>、新日科学<2395.T>、JDI<6740.T>、テモナ<3985.T>、MDV<3902.T>などが下落。半面、ワタベ<4696.T>、ダントーHD<5337.T>、ジーンズメイト<7448.T>、アスクル<2678.T>、コーセル<6905.T>などが上昇している。
提供:モーニングスター社
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