日経平均は133円高と3日ぶり反発、米国株高で買い先行、時間外の米株先物高も支え=25日前場

 25日前場の日経平均株価は前日比133円58銭高の2万3221円40銭と3日ぶりに反発。朝方は、24日の米国株式がリバウンド狙いの買いに反発した流れを受け、買いが先行した。いったん伸び悩んだが、時間外取引での米株価指数先物高も支えとなり、上げ幅を徐々に広げ、一時2万3272円67銭(前日比184円85銭高)まで上昇した。その後は前引けにかけて上値が重くなった。

 東証1部の出来高は5億2763万株、売買代金は9861億円。騰落銘柄数は値上がり1599銘柄、値下がり471銘柄、変わらず105銘柄。

 市場からは「週末にしては頑張っている。売りたい人よりも買いたい人の方が多いのだろうが、配当権利取りの動きも支えになっている。今のところ、日経平均2万3500円超えは想定しづらいが、米追加経済対策が決まれば、米国株が上昇し、それに追随する流れになるだろう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、ガイシ<5333.T>、特殊陶<5334.T>、AGC<5201.T>などのガラス土石株が堅調。三菱倉<9301.T>、近鉄エクス<9375.T>などの倉庫運輸関連株や、トヨタ<7203.T>、SUBARU<7270.T>などの輸送用機器株も買われた。東ガス<9531.T>、大阪ガス<9532.T>などの電気ガス株も高い。大王紙<3880.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株も引き締まり、三菱UFJ<8306.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株もしっかり。

 半面、T&DHD<8795.T>、東京海上<8766.T>、第一生命HD<8750.T>などの保険株が軟調。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も安い。出光興産<5019.T>などの石油石炭製品株もさえない。

 個別では、ニイタカ<4465.T>、SGHD<9143.T>、LTS<6560.T>、ユニデンHD<6815.T>、エコナクHD<3521.T>などの上げが目立った。半面、西武HD<9024.T>、日本オラクル<4716.T>、ワタベ<4696.T>、ケーユーHD<9856.T>、田中商事<7619.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、24業種が上昇した。

提供:モーニングスター社

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