<相場の読み筋>9月28日

2020/9/28 7:41

 前週末25日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比358.52ドル高の2万7173.96ドル、ナスダック総合指数が同241.296ポイント高の1万913.562ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億21万株、ナスダック市場が36億5458万株だった。朝方に発表された米8月の米耐久財受注額が前月比0.4%増にとどまり、市場予想平均の同1.8%増に届かなかった。足元での景気回復の鈍化が警戒され、売りが優勢となる場面もみられた。売り一巡後は、IT関連銘柄を中心に買い戻しの動きが強まり、上昇に転じて取引を終えた。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップル<AAPL>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>、マイクロソフト<MSFT>などが買われ、同指数の上昇を支えた。

 28日の東京株式は続伸後、もみ合い商状となりそう。前週末25日に反発した動きや、現地25日の米国株式が続伸したこともあり、買い優勢のスタートが見込まれる。手掛かり難の状況が続くが、9月末権利付きの最終売買日にあたることから、権利取りのための買いも期待される。ただ、前週は総じて上値の重い動きが続いており、戻り待ちの売りも警戒される。為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の半ば(前週末25日終値は105円38-39銭)とやや円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の後半(同123円04-08銭)とやや円高に振れている。前週末25日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、ソニー<6758.T>、キーエンス<6861.T>、任天堂<7974.T>などが、25日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同25日の大阪取引所終値比135円高の2万3165円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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