日経平均は34円高と小反発、米株続伸で買い先行も一巡後は伸び悩む、時間外の米株先物安が重し=2日前場

 2日前場の日経平均株価は前営業日比34円50銭高の2万3219円62銭と小反発。朝方は、買いが先行した。前日は東証のシステム障害で全銘柄の売買が停止(10月1日終値は9月30日終値と同値と認定)されたが、前日の米国株が続伸した流れを受け、前場早々に2万3365円58銭(前営業日比180円46銭高)まで上昇する場面があった。一巡後は時間外取引の米株価指数先物安が重しとなって伸び悩み、前場終盤には2万3205円02銭(同19円90銭高)まで押し戻された。

 東証1部の出来高は6億2994万株、売買代金は1兆2139億円。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株が堅調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株や、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>、住友不<8830.T>などの不動産株も買われた。ソフバンG<9984.T>、KDDI<9433.T>などの情報通信株も高い。

 半面、第一三共<4568.T>、中外薬<4519.T>、塩野義薬<4507.T>などの医薬品株が軟調。関西電<9503.T>、大ガス<9532.T>などの電気ガス株や、JR東日本<9020.T>、日通<9062.T>などの陸運株も安い。

 個別では、スターマイカ<2975.T>、レオパレス<8848.T>、大真空<6962.T>、グッドコムA<3475.T>などの上げが目立った。半面、ハイアス&C<6192.T>(監理)、日本エンタ<4829.T>、ワタベ<4696.T>、富山銀行<8365.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、19業種が上昇した。

提供:モーニングスター社

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