<米国株情報>ディズニー、動画配信サービスに経営資源集中へ

株式

2020/10/14 10:16

 ウォルト・ディズニー<DIS>は12日、メディア・エンターテインメント事業部門の再編計画を明らかにした。動画配信サービスの需要が高まるなか、19年11月からサービスを開始した「ディズニー・プラス(+)」などに経営の重点を移す。

 計画によると、既存のメディア・エンターテインメント事業部門に代わって「メディア・エンターテインメント・ディストリビューション」事業部門を新設し、トップにはディズニー・プラスや「Hulu(フールー)」を展開するコンシューマー・プロダクト事業部門の責任者だったカリーム・ダニエル氏が就任する。スタジオ、スポーツ、その他エンターテインメントの3部門やそのトップはそのまま残るが、コンテンツの配給や広告宣伝、ディズニー・プラスはメディア・エンターテインメント・ディストリビューションが統括することになる。

 7日にはディズニー大株主で有力アクティビスト(物言う株主)として知られるサード・ポイントの創業者ダニエル・ローブ氏がディズニーに対し、年間30億ドルの配当金の支払いを中止し、多くの資金をディズニー・プラスのコンテンツ制作に向けるよう要請していた。

 現在、同社の動画配信サービスの有料視聴者数は1億人で、そのうち、ディズニー・プラスは6000万人超。今回の新事業戦略の詳細については、ボブ・チャペックCEO(最高経営責任者)が12月10日の投資家向け説明会で公表するとしている。

 前日に小幅安で引けた株価は13日、3.19%高の128.96ドルと急反発した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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