<新興国eye>ブラジル中銀週報:20年GDP見通しを5.03%減に下方修正

新興国

2020/10/15 7:51

 ブラジル中央銀行が13日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の20年実質GDP(国内総生産)の見通しは、前週予想の対前年比5.02%減から5.03%減へと悪化方向に下方修正された。1カ月前の予想は5.11%減だった。また、21年の見通しは前週予想の3.50%増に据え置かれた。据え置きは20週連続となった。

 20年末時点の政策金利見通しは前週予想の2.00%に据え置かれた。据え置きは15週連続。また、21年末時点の見通しも前週予想の2.50%に据え置かれた。据え置きは4週連続。次回10月27-28日の政策決定会合時点の見通しも2.00%に据え置かれた。据え置きは15週連続となった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た20年のインフレ見通しは前週予想の2.12%上昇から2.47%上昇に引き上げられた。引き上げは9週連続、1カ月前の予想は1.94%上昇だった。21年の見通しは前週予想の3.00%上昇から3.02%上昇に引き上げられた。1カ月前の予想は3.01%上昇だった。

 為替レートの見通しは、20年末時点の見通しが1ドル=5.25レアルから5.30レアルに引き上げられた。1カ月前の予想は5.25レアルだった。21年末時点の見通しも前週予想の5.00レアルから5.10レアルに引き上げられた。1カ月前の予想は5.00レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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