日経平均は68円程度安、売り先行後も弱含みで推移=15日寄り付き

 15日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比68円程度安い2万3557円前後で推移する。午前9時6分には、同91円10銭安の2万3535円63銭を付けている。きのう14日は底堅い推移となっていたものの、現地14日の米国株式市場で、NYダウ、ナスダック総合指数がともに続落したことや、為替市場で円がドルやユーロに対して、円高方向に振れていることもあり、売りが先行。その後も、弱含みで推移している。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所終値比40円安の2万3550円だった。

 業種別では、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が下落。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も安い。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も軟調。NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も下げている。

 個別では、トランザク<7818.T>、JNS<3627.T>、ダントーHD<5337.T>、ジーンズメイト<7448.T>、ベクトル<6058.T>などが下落。半面、SFOODS<2292.T>、PRTIME<3922.T>、JESHD<6544.T>、ビーグリー<3981.T>、クリレスHD<3387.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=105円台の前半(14日終値は1ドル=105円43-44銭)、1ユーロ=123円台の半ば(同123円79-83銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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