米国株式市場:雇用回復への警戒感や欧州株安を受け、NYダウ・ナスダック3日続落

株式

2020/10/16 7:46

 15日の米国株式は、3日続落した。NYダウが前日比19.80ドル安の2万8494.20ドル、ナスダック総合指数が同54.858ポイント安の1万1713.871ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億5843万株、ナスダック市場が33億8365万株だった。

 米週間の新規失業保険申請件数が89万8000件となり、市場予想平均の83万件よりも多かった。雇用回復への警戒感が浮上したことに加え、欧州で新型コロナウイルス感染が再拡大していることが懸念され、欧州主要市場の株価が下落したことも重しとなった。売り一巡後は、ムニューシン米財務長官が、コロナ対策などで野党・民主党に歩み寄る姿勢を示したと報じられ、下げ幅を縮小した。NYダウ採用銘柄では、メルク<MRK>、セールスフォース・ドットコム<CRM>、ビザ<V>などが、値下がり率の上位に入っている。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所終値比変わらずの2万3500円だった。

提供:モーニングスター社

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