明日の日本株の読み筋=様子見ムードか、国内発の手掛かり材料に乏しく米重要日程を控える
あす22日の東京株式市場は、様子見ムードか。国内では手掛かり材料に乏しく、来週からは主要企業の4-9月期決算の発表が本格化してくる。一方、米追加経済対策をめぐってはムニューシン米財務長官とペロシ米下院議長の協議が21日も継続される運びで、その行方が注目されるが、22日に米大統領候補の討論会、11月3日には米大統領選挙と重要日程を控えており、積極的な売買は期待しにくい。
21日の日経平均株価は反発し、2万3639円(前日比72円高)引け。朝方は、米追加経済対策協議での与野党合意期待から21日の米国株式が上昇した流れを受け、上げ幅は一時130円を超えた。いったん伸び悩む場面もあったが、前引けにかけて引き締まった。後場はしばらく小幅もみ合いが続いたが、引けにかけてはやや上値が重くなった。米協議の行方を見極めたいとの空気もあり、様子見気分に傾いた。
東証1部の売買代金は1兆8718億円(前日比1369億円増)と2日連続で増加したが、2兆円大台割れは8営業日連続で商いは低空飛行のまま。戻り高値水準で底堅い動きながら、上値を試すには戻り売りを吸収する意味でも市場エネルギーの回復が待たれる。
提供:モーニングスター社
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