インパクト、双日と資本業務提携―M&Aを積極化、海外事業でも協力

株式

2020/10/23 17:21

 インパクトホールディングス<6067.T>は23日引け後、双日<2768.T>との資本業務提携を発表した。

 インパクトは発行済株式総数の2.40%に相当する15万6000株の新株式を発行し、1株3212円で双日に割り当てる。インパクトは、これにより調達した4億9264万円を、M&A(企業の合併・買収)に伴う株式取得費用に充当する予定。現時点で具体的なM&A案件は決まっていないが、店頭販促領域において良い商品・サービスを保有しながらもコロナ禍において業績が減退している事業、またはコロナ禍をきっかけに事業承継を検討している事業について、最低1社、最大3社を買収する計画だ。

 業務提携では、双日の海外事業やリアル店舗の新規出店加速のほか、インパクトのリテール関連事業やIoT(モノのインターネット)事業、DX(デジタル・トランスフォーメーション)事業、ならびに双日の情報ネットワークを連携させた事業を国内外で推進する。一方、インパクトは現在インドのコンビニエンス事業を推進しており、インドでも双日と協力していく予定だが、今回の調達資金をインドのコンビニ事業の運転資金に充てる予定はないとした。

 23日終値はインパクトが310円安の3380円、双日が6円高の242円。

提供:モーニングスター社

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