日経平均は122円程度安、売り先行後はやや落ち着きを取り戻す格好=27日寄り付き

 27日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比122円程度安い2万3372円前後で推移する。きのう26日に、大引けにかけて弱い動きとなったことや、現地26日の欧米株式が、下落したことなどもあり、売り先行でスタート。午前9時4分には、同262円03銭安の2万3232円31銭を付けている。その後は、やや落ち着きを取り戻す格好となり、下げ幅を縮小する動きにあるようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比70円安の2万3410円だった。

 業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株が下落。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も安い。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も軟調。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も下げている。

 個別では、東エレデバ<2760.T>、UMCエレ<6615.T>、栄研化学<4549.T>、キャリアイン<6538.T>、DDHD<3073.T>などが下落。半面、ピーシーエー<9629.T>、正興電機<6653.T>、フォーバル<8275.T>、キヤノン<7751.T>、コクヨ<7984.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=104円台の後半(26日終値は1ドル=104円87-88銭)、1ユーロ=123円台の後半(同124円09-13銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ