キヤノンが3日続伸、20年12月期の連結業績予想を上方修正

株式

2020/10/27 16:08

 キヤノン<7751.T>が3日続伸し、146円高の1934円を付けた。20年12月期の連結業績予想(米国会計基準)を上方修正し、好感された。

 20年12月期業績予想で、売上高を3兆800億円から3兆1400億円(前期比12.6%減)とし、営業利益を450億円から640億円(同63.4%減)に減益幅が縮小する。新型コロナウイルス感染症による経済活動の低迷は、同社の想定よりも早期に回復しているとし、第3四半期(7-9月)にはミラーレスカメラの新製品や、在宅需要を捉えたインクジェットプリンターの売れ行きが好調だったとしている。未定としていた期末配当は40円(前期実績80円)とし、中間期配当40円(同80円)と合わせて80円(同160円)となる見込み。

 20年12月期第3四半期(1-9月)の決算は、売上高が2兆2145億800万円(前年同期比16.1%減)、営業利益が343億1400万円(同71.9%減)だった。

 27日の終値は、前日比144円高の1932円。

提供:モーニングスター社

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